タイ移住の生活費についてはどの生活水準を求めるかで上は青天井になりますので、ここではタイ現地採用者の生活費を主に考えます。
タイ現地採用の日本人の最低賃金は額面5万バーツ(168,000円)です。コールセンターの仕事は特例として最低賃金が設定されておらず、月35,000~45,000バーツ(117,000円~150,000円)で、管理職だと5万バーツ~です。
その手取り額は下記のようになります。
額面給与 50,000バーツ 35,000バーツ
所得税 2,400バーツ 430バーツ
社会保険 750バーツ 750バーツ
手取給与 46,850バーツ 33,820バーツ
バンコクの生活費
現地採用者が主に住むエリアは勤務先の場所にもよりますが、プラカノンより東側オンヌットやウドムスック周辺が多いと思います。
アパートやコンドミニアムの家賃は月8,000~15,000バーツが一般的で、駅から離れれば5,000バーツの物件も見つかります。
光熱費の電気代はエアコンの稼働状況によりますが、一般的には月2,000バーツ、暑期で3,000バーツになります。
水道代はタイでは非常に安価で月150~200バーツです。
交通費はバイクタクシーがソイの中なら10~20バーツ、BTSは中心地までの運賃は30~40バーツですので、月の交通費は3000バーツ。タクシーをたまに使う人でも月4,000バーツ位でしょうか。
食費はタイ飯だけで済ませば1日200~300バーツとすれば月に6,000~9,000。日本食を週1回とした場合10,000~12,000バーツ位になります。
携帯電話は月極の場合、AISで月300~1,000バーツ。ネットを自分で契約する人は速度やプランにより600~1,200バーツです。
雑費は日用雑貨、酒、たばこ、女性なら化粧品など人によりますが5,000バーツ位としておきます。
ここまでの合計は下記の通りです。
家賃 8,000 15,000
電気代 2,000 3,000
水道代 150 200
食費 9,000 12,000
通信料 300 1,000
雑費 5,000 5,000
合計 24,450 36,200 バーツ
82,000円 120,000円
この他に娯楽費、交際費や医療保険などの費用が掛かってきます。
特に日本人向けの医療費は高額になります。現地採用者であれば、会社が加入してくれる民間医療保険の内容が十分なのか確認し、不足しているようであれば、自分で追加加入が必要になってきます。
一般的な企業での現地採用ならば、最低賃金の手取りは46,850バーツでそれなりの生活をしても1万バーツ以上の娯楽費や貯金が出来ます。
コールセンターでの仕事となると手取り33,820バーツですので、かなりの節約しないと生活は苦しいものになります。貯金や将来のお金を作ることはかなり厳しいものになります。