タイでは近年、新卒者や未経験者の応募可能な求人案件が増えています。また、50歳以上や年齢不問の案件もあり、日本でリタイヤされた方にも求人があります。
タイに働きながら生活がしたいという方は是非チャレンジしてみては如何でしょうか。
僕は大学を卒業してすぐにタイに移住し、タイ語学校に1年通った後に人材紹介会社を通じて就職をしました。
その時の経験を踏まえてこの記事では人材紹介会社について紹介します。
人材紹介会社と人材派遣会社の雇用契約の違い
人材紹介会社が提供するサービスでは、企業と転職希望者が直接雇用契約を結ぶので、長期の雇用が前提です。就業規則も企業のものが適用されます。労働時間や休日、残業に関することも企業と雇用者の契約内容に準じます。
人材派遣会社が提供するサービスでは、人材派遣会社と派遣スタッフが雇用契約を結ぶため、企業と派遣スタッフとの間に雇用契約はありません。就業規則は人材派遣会社のものが適用されます。
doda by PESOL CAREERより引用
タイでは日本人を対象とした人材派遣会社は無く、人材紹介会社です。
一般的にタイ現地法人の正社員になります。
中には本社採用の正社員になり、駐在員待遇や駐在員ほどではないが海外旅行保険や厚生年金加入ができたりするケースもあります。
人材紹介会社のメリット
就職希望者は無料。
ストックされている多数の求人案件の中から希望や適性を判断して紹介されるので、自分で求人を探す手間が掛からず、効率的に就職活動が進められる。
希望したい雇用条件などの交渉を代行してくれる。
就活での悩みや細かな質問などにも丁寧に答えてくれる。
人材紹介会社のデメリット
企業は採用者の入社後に給与の2~3ヵ月分が紹介料として費用が発生します。就職希望者がすぐに辞めてしまうと人材紹介会社は別の人を紹介する補償が発生し、就職希望者への印象が悪くなり、次の求人案件を紹介してもらい難くなる。
求職登録する紹介会社数は?
多くの人材紹介会社がありますが、2~3社で十分です。
たくさん登録しても1つの企業は複数の人材紹介会社に案件を依頼しているケースが多いので、5社も6社も登録すると同一案件を何度も紹介されることになります。
どの案件がどこの紹介会社から紹介されたかの管理が複雑になります。
ビアリオが利用したおすすめ人材紹介会社
BIZ REACH

えっ、いきなりBIZ REACH?と思われたかもしれませんが、日本の人材紹介会社だけでなく、世界に進出している人材紹介会社もヘッドハンターとして登録しています。
ビズリーチ経由でタイの人材紹介会社と日本の人材紹介会社からタイの求人案件を紹介されたことがあります。
エグゼクティブ案件が多いので上級管理職や駐在案件を探している人は是非登録することをお薦めします。
JAC リクルートメント

エグゼクティブ案件を中心にミドルレンジ案件も扱う。管理職~現地社長を探している40~50代にお薦め。
案件ごとに企業側の希望人物像や面接でのアピールポイントのアドバイスしてくれたり、就活での悩みや細かな質問などにも丁寧に答えてくれる。採用~入社後もシッカリしたアフターフォーローをしている。
今まで利用した人材紹介会社の中で最も仕事が丁寧。
オフィスはBTSプロンポン駅からすぐのエンポリアムタワー10階
PERSONNEL CONSULTANT

タイでは老舗の人材紹介会社。タイ在住者で就職活動をする人には知名度が高い会社。
人材紹介事業の他にも貸オフィス、貸ギャラリー、セミナーなども行っている。
ビアリオがタイで初めて就職活動で就職先が決まった思い入れのある会社です。
新卒者や未経験者が応募できる案件が多い。管理職以上の案件もあり守備範囲も広く、初心者からベテランまで幅広い方々にお薦め。
オフィスはアソーク交差点のインターチェンジ 21
パソナ タイランド

2012年にタイに進出したパソナ タイランド。バンコク勤務案件を多く扱うのでバンコク勤務を志望する人にお薦め。
オフィスはBTS チョンノンシー駅前のサトーンスクエア
A-Link リクルートメント

工場勤務や地方勤務の案件を専門に扱っている。製造業志望や地方に住みたい人に是非お薦め。
オフィスはBTS チョンノンシー駅前のサトーンタニ ビルディング 2
この他にもバンコクには多数の人材紹介会社があります。
其々に得意分野がありますので、それぞれの志望分野にマッチした会社に登録してみてください。

その他の就活方法
人材紹介会社を利用するとトラブルが発生した場合にフォローしてもらえるが、その他の方法ではトラブルが発生した場合は自分で対応する必要がある。できるだけ人材紹介会社を利用した就職活動を強くお勧めします。
フリーペーパー
タイ自由ランドなどいくつかのフリーペーパーの巻末には掲示板があり、求人広告が掲載されており、人材紹介会社で募集するより安価で人材募集が出来るため、飲食店やサービスアパート、自営業者、中小企業を中心に求人が掲載されています。
ここで応募するときの注意点としては、就労ビザとワークパーミットがちゃんと取得してもらえるか必ず確認すること。
企業に手あたり次第電話
ハッキリ言って現実的では無いが、この方法をやっている人も。
人脈による紹介
広い人脈と社会的にコネを持つ人が友人知人にいれば可能。